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日本的美意識 『ジャポニスム』とは? -ジャポニスムと印象派、そしてモダニズムへ。世界から見た日本的美意識-

  • 執筆者の写真: Satoru Inokubo
    Satoru Inokubo
  • 2024年2月6日
  • 読了時間: 1分

1867年のパリ万国博覧会への出品をきっかけに、日本の浮世絵、琳派、手漉き和紙、工芸品、などが注目され、ヨーロッパ文化に大きな影響を与えました。1870年には、フランス美術界においてジャポニスムの影響はすでに顕著であり、1876年には“japonisme”という単語がフランスの辞書に登場しました。ジャポニスムは画家を初めとした多くの芸術家に多大な影響を与え、例えばゴッホによる浮世絵の模写や、モネの『ラ・ジャポネーズ』などに、その影響の強さが見られます。

19世紀後半からは写実主義が衰え、印象主義を経てモダニズムに至る大きな変革が起きましたが、この段階で決定的な影響を及ぼしたのがジャポニスムであったと考えられています。ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降1世紀近く続いた世界的な芸術運動の発端となりました。



 
 
 

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